2014.04.17(Thu):News to worry
人間関係作りは、不可欠なテーマ

実際、僕も色々な職業を渡ってきて人間関係に悩んだ時期もありました。

ようは「考え方」なのですが、ここが一番むつかしいところです。

そこで、心理学の基礎から紹介します。

返報性

相手から何かをされると、私達は相手に何かを返してあげる必要性を感じます。特にルールはないにも拘わらず。

私達は他人から「良い人」」と思われたいと思っています。

他人から何かをもらったのに、それに対して何もお礼をしなければ、「悪い人」と思われるかもしれないという心理負担が生まれるのです。

「お返しをしなければ」という事が相手のモチベーションになってくるのです。

これを、良い人間関係作りに利用するという視点で捉えれば、「仲良くなりたい人には、まず何かを与えよ」という事です。

「もの」でも「親切」でも何でもいいんですが、積極的にこちらから何かを与えるという事。

相手が喜ぶことであれば、あるほどお返しをしなければという意識が強くなります。

与え続ける事が、あなたへの心理的負担が大きくなり、「何かのお返しをしてやらなければいけない」と思い始めるのです。

好きな言葉に「自利利他」という言葉があります。

「自分の利益を考えたいならば、まず、相手の利益のことをしっかり考えなさい」というこの昔の言葉も同じような事を言っているのです。

これが、利害の意識なく、自然にできるようになりたいものですね。

偏向の盲点

私達は一度、思考のフレームワークを作ったり、自分のポリシーなどを他人に公表したりすると、そのポリシーに無理矢理合わせた情報収集を行っていくようになっていきます。

逆にそのポリシーに合わない事実がでてきても、無視しようとする傾向がでてくるのです。


一旦相手を好きになると、「好きを証明する事実ばかり」が目に入り、いっそうスキになる。

一旦嫌いになると、「嫌いということを証明する事実ばかり」が目に入り、いっそう嫌いになる。

逆に、好きになった人の「気に入らない事実」は目に入りにくくなり、嫌いになった人の「素晴らしい事実」は目に入りにくくなります。

そのような意味で、ファーストインプレッションで、「どのような印象」を与えるかが、よい人間関係作りでは大切になってきます。

「良い色眼鏡をかけさせる。」仕掛けを作っていきましょう。

また、私達自身も、偏向の可能性があります。

いったん、嫌いになった人の「素晴らしい事実」が目に入りにくくなっている可能性があります。

嫌いが、更なる嫌いを生む悪循環が生まれます。

良い人間関係を作るには、一度、冷静になって、嫌いな人の「素晴らしい事実」に目を向けていく必要があるのではないでしょうか?

私達は、実は様々な色眼鏡をかけています。専門領域へのこだわり、過去の成功体験へのこだわり、自分が選択したものへのこだわり、今やっている仕事への執着等々。

これらのこだわりが、事実にバイアスをかけて、歪んだ情報収集をしてしまうのです。

相手はどんな色眼鏡をかけているのか、自分はどんな色眼鏡をかけがちになるのかを感じ取ることも、良い人間関係作りには大切になってきます。

その眼鏡をかけている事を分かった上での、コミニケーションをとっていかなければ、どんなに正論を吐いても、相手からは屁理屈のようにしか聞こえないのです。

理屈より好き嫌いの感情

人の物事の意志決定は、理屈よりも感情の好き嫌いで判断する事の方が多いモノです。

好意を抱いている人の発言は信じようとしますし、そうでない人の発言は、それが正しくても信じて貰えなかったりします。

人を説得しようという場合でも、論理的説得、プレゼンよりも、まず好きになってもらった方が、話は早いモノです。

人が好意を持つモノとして次のようなものがあります。

外見
類似性(自分と似ている)
お世辞
接触回数
協同作業の体験
既に好感を持っている人が互いの友人


いったん、どれかで相手から好きになって貰うことができれば、そこからハロー効果が生まれます。

その人物に際立った特徴(外見や職業)があると、そのイメージで他の面まで評価してしまう。

これをハロー効果と言います。(後背効果、後光効果などとも呼ばれます)

これらを参考にしていただき、「まず好きになって貰う」ための戦略を作っていく事も重要になります。

6つの視点の中で、相手が好きになってくれる為の方法を考えてみましょう。

おなじみ効果

これも、偏向の一つですが、私達は「おなじみ」に弱いモノです。

よく、カタログなどにのっている定番品とか「今、大人気」とかいう言葉に私達が弱いのもこれです。

「自分のまわり(社会、友人)にとっておなじみのもの」に、悪いモノはないハズという思い込みですね。

もう一つのおなじみは、「自分にとってのおなじみ」。

いつも自分がなじみに利用しているものに、悪いモノはないハズという思い込み。

この思い込みを利用して、良い人間関係を作ろうとすると、いろんな方法が考えられます。

仲良くなりたいと思っている人には、「長時間の面談時間ではなく、たくさんの回数合うことで、おなじみ感を作っていこう」とか。

仲良くなりたい人に、自分の評判を共通の友人の口から行ってもらうなどの方法がでてきたりします。

一度、なじみになれば、かなりのムリが効く関係になっていくのです。

ハード・トゥ・ゲット・テクニック

人は、「あなただけに」に弱いモノです。

簡単に言うと「希少性」です。

相手を特別視していると思わせ、好意や信頼を獲得する方法を「ハード・トゥ・ゲット・テクニック」といいます。

良い人間関係を作ろうとする際にも、これは大事になってきます。

画一的なコミニケーションではなく、「あなただけに」が大きな好感を与えていくのです。

「あなただけに言うのですが」とか「ここだけの話」をされるだけで、その人は、「あなたがいかに自分の事を重要視」しているかが分かるものです。

「自分を重要視してくれる人」に好感を持たない人はいないのですから。

ローボールテクニック、ドアインザフット

「自分が決めたことには責任をとらなければいけない」と考える傾向人は強いものです。

最初に提示された条件に予想外の変更が加えられたとしても、オカシイと考えずに、「一度OKしたから仕方ない」と考えてしまうのです。

こうした心理を応用したのが、「ロー・ボール・テクニック」。

ロー・ボール、まず受け取りやすい球をまず捕らせる。

そうすれば次の難しい要求も受け入れざるを得なくなるという心理をついた話です。

相手が認めやすい提案をして、承諾したら次々とオプションを要求していく方法。

新人の育成なども、このローボールテクニックやドアインザフットを使っていった方がよいですよ。

まずは、やりやすい仕事を慣れさせる。

そして順次、難しい仕事を与えていく。そうする事で不安がなくなっていくものです。

新しい人間関係作りの場合、いきなり難しい事を求めるのではなく、まずローボールテクニックから、始めていき、信頼関係を構築していきましょう。

あなたへの「信頼」「好き」という色眼鏡を相手にかけてもらう事からスタートです。

ピグマリオン効果

ピグマリオン効果(ピグマリオンこうか、英: pygmalion effect)とは、期待することで、相手がその期待に応えようとして努力するために、成績が向上する事である。

逆に、期待しない事によって、成績が下がる事はゴーレム効果と呼ばれています。

良い人間関係を構築しようとすれば、相手への「失望、憎しみ、怒り、あきらめ」は捨てていくしかありません。

例えば、物凄く感じが悪い上司(『あなたのモチベーションをぶち壊す上司』の行動理由の前条件が揃っているような上司)だとしても、その人と良い関係を築いていきたいという意志があれば、その人への「失望、憎しみ、怒り、あきらめ」は捨てていくしかありません。

それを持っている限り、ゴーレム効果が働き、もっとあなたにとって都合の悪い人間関係になっていくのです。

良い関係を築こうとすれば、まず「期待」を持つ事が重要になるのです。

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